<大腸ポリープ・大腸癌(がん)に関するよくある質問>

Q1: 私の家族で大腸癌(がん)になった人がいますが、私も関係ありますか?

A1: 現在のところ、アメリカのデータでは自分の1近親の人(親、兄弟、子供)に大腸癌(がん)になった人がいると、そうでない人に比べて2〜3倍大腸癌(がん)になりやすいといわれています。したがって、特に1近親の人(親、兄弟、子供)が大腸癌(がん)になった方には積極的に大腸の検査をおすすめしております。

Q2: 大腸ポリープや大腸癌(がん)を早期発見するには、どうしたらいいですか?

A2: 大腸ポリープは自覚症状がほとんどありません。大腸ポリープを早期に発見するためには大腸内視鏡検査を受けましょう。注腸造影検査では小さなポリープやあまり隆起していない早期癌(がん)などはなかなか発見できません。便潜血反応が陰性でも大腸内視鏡検査でポリープや早期癌(がん)が発見されることもあります。最も確実な早期発見法は、過去にポリープや癌があった方は1年に一度、異常がなかった方はおよそ2年に一度大腸内視鏡検査を定期的に受けるようにすることです。 車にも定期的に車検があるように、人間にも定期的な検査が必要です。40歳を過ぎたら、積極的に検査を受けることをお勧めします。また、ご自分だけでなく、ご家族や友達を大腸癌(がん)から救ってあげましょう。

Q3: 大腸ポリープの検査や大腸ポリープの手術は痛いですか?
    また費用はどのくらいかかりますか?

A3: 大腸の内視鏡検査というと痛そうでしり込みする方がおられます。しかし基本的には大腸の内視鏡検査は痛いものではありません。
大腸の内視鏡は辛いものであるというイメージは捨ててください。 ちなみに当院では柔らかく細い内視鏡を用いており静脈麻酔なしでも比較的短時間に楽な検査をお受けいただけます。しかしながら過去にお腹の手術をされ腸の癒着が考えられる方や 女性の方、過去の検査がお辛かった方など、もちろんご希望により少量の鎮痛剤や鎮静剤を使って眠っている間に検査を受けることもできます。
大腸ポリープの内視鏡的切除術についてですが、ポリープはスネアという金属のループに高周波電流を作用させて短時間で切り取ります。 切り取る部分は神経の通っていない粘膜および粘膜下層ですので、まず痛みは感じられません。ですから、切り取る部分に麻酔をかける必要もありません。
検査費用につきましては、検査(観察)だけであれば3割負担で約5600円前後、組織検査まで必要とした場合は9000円前後になります。手術の費用につきましては施設により入院の有無などで変わってきますが、 ちなみに当院では外来治療を行っており治療当日は3割負担で約25000円程度です。 詳しくはこちらをご覧ください。

Q4: 仕事はいつから復帰できますか?

A4: 処置後2日間くらいは安静に過ごしてください。3〜7日目までは事務仕事のみ可能となります。この間、重労働は避けてください。 体が熱を持ち傷口から出血することがあるためです。重い荷物をもつ、汗をかくといった行為も避けてください。もちろん飲酒も7日目までは禁止です。 8日目以降は通常の生活が可能となります。

Q5: 術後の食事はどうすればいいのでしょうか?

A5: 当院では外来手術を行っていますので、治療当日は禁食にしていただいています。もちろん水分や具のはいっていないスープなどはOKです。 翌日はお粥、うどんといった消化のよい食事をとっていただくことになります。3〜7日目はほぼ普通の食事が可能ですが、コーヒー・お酒・漬物・カレーといった刺激物は避けてください。 7日目以降は通常の生活が可能となります。

Q6: ポリープを切除すれば、安心なのでしょうか?

A6: ポリープを切除することにより、そのポリープからがんが発生するのを防ぐことができます。しかし、ここで考えて頂きたいのは、 ポリープができることの意味です。ポリープは誰にでもできるわけではありません。つまり、ポリープができない人に比べて、その大腸には大腸癌(がん)になりやすい素地が あるのではないかと推察できるのです。そのために、治療後も定期的な検査が必要であり、またポリープのある人は、積極的に大腸癌(がん)の発生を防ぐ生活を心がける必要があります。